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2006年5月16日 (火)

お粗末…

 中国・青島空港で4月、成田行きの日航機が搭乗者名簿の記載と別の人を乗せていたことが15日、分かった。搭乗ゲートで行うパスポートのチェックを怠り、乗客同士が搭乗券を交換したのに気付かなかった。
 航空各社はテロや国際犯罪防止のため、搭乗手続き時の本人確認に加え、日本行きの全便でパスポートと搭乗券を照合する決まりになっており、国土交通省は日航に再発防止を指示した。
 日航によると、4月16日、同社784便に搭乗予定だった日本人女性と、ほぼ同時刻に青島空港を出発する成田行きの全日空便に乗る予定だった日本人男性が搭乗手続き後、搭乗券を交換して入れ替わった。
 全日空は搭乗ゲートでパスポートと搭乗券を照合し、別人と判明したため搭乗を拒否したが、日航は気付かないまま出発。全日空側の情報で、機内で男性から事情を聴いた上で搭乗者名簿を訂正した。(4月15日共同通信)

 搭乗券を交換した当人たちにとっては、「同じ時間で同じ目的地だし、いいでしょ」と軽い気持ちだったと思います。でも、実は航空会社にとって大変なことなのです。

 チェックインの後、機内に荷物を預けた人が乗らない、あるいは本人以外が飛行機に乗り込むという状況は、中身が爆発物ということが考えられます。だから、航空会社はチェックイン後、搭乗ゲートに乗るべき人が現れなかったりすると、その人の荷物を探して降ろさないと出発できません。今回の件でも、入れ替わりに気づいたANAは、本来乗るはずだった男性の荷物を探して降ろす作業のため一時間も出発が遅れたそうです。今年1月の大雪の際に大幅な遅れが出た際、チェックインしたにも関わらず、あまりの遅れに諦めて無断で帰ってしまうお客が大勢出ました。除雪作業が終わっていざ出発、という時になってゲートに来ないお客がいることに気づき、その帰ったお客の荷物が搭載されていないか確認する作業でさらに遅れるという悪循環になりました。

 飛行機はいくつもの安全条件が整っていないと飛べない非常にデリケートな乗り物です。乗る側も他のお客さんに迷惑をかけないために、軽率な行動は慎むべきです。

 それにしても、お客が入れ替わったことにANAはパスポートのチェックで気づき、JALは見逃して叩かれる、両社の安全運行に対する意識の違いを象徴するようですね。

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