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2006年7月11日 (火)

異形の滑走路①

Img_3646_1  成田国際空港会社の黒野匡彦社長は10日、成田の2本目滑走路である暫定平行滑走路を北側に延伸し、2500㍍化する手続きを国土交通省に行った。

 暫定滑走路。またはB´(ビーダッシュ)滑走路。その名のとおり、本来計画より短い2180㍍で「暫定的に」運用している。現状のままでは、主力のジャンボ機が離発着できず、小・中型機のみの運用。しかも、中国やグアムなど近距離線にしか使えない。本来計画の2500㍍に延長し、空港能力を伸ばすことは国、空港会社の悲願だった。

 航空法に基づいた「空港施設変更許可申請」を国交省に提出することは、その悲願に向けた第一歩である。本来なら、黒野社長は満面の笑みで記者会見に臨んでもよさそうなものだが、その表情にはどこか後ろめたさが垣間見え、言葉は自嘲を帯びている。

 それもそのはず。今回の申請は、暫定滑走路の「暫定」である所以、本来計画地に広がる未買収地をひとつも解決できないまま、さらに計画と逆の北側に延伸して滑走路を「完成」させようという計画だからだ。ここで手放しで喜んでいたら厚顔無恥と笑われるだろう。

 世界で例を見ない、成田のいびつな滑走路の軌跡を数回に分けてたどろうと思う。

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